■ 医療法人M&Aは難易度が高い
医療経営者の高齢化に伴い、閉鎖する医療法人や個人診療所が増えています。
理事長や院長は、これまでの経営努力によって積み上げてきた退職金保険や預貯金を、老後の財産とする方が多くいらっしゃいますが、これだけでなく、医療法人格や営業権に対しても、適切な資産価値を付け譲渡することで、数千万から数億円の流動資産にすることが可能です。
ただし、医療法人は、一般的な株式会社等と異なり、公益性が高いため法人税率が優遇されていることから、医療法人のM&Aは、一般企業のような単純株式売買ではなく、実に複雑な届出やスキームを経て成立するものです。この手法を誤ると、自治体の所轄課から指導を受け、法人格や営業権を流動資産化することが出来ないまま解散を余儀なくされます。そこで、医療法人M&Aの成功経験豊かなコンサルタントが、医療分野に特化した行政書士等の士業と連携しながら、確実にM&Aを成功に導きます。
譲受側においても、M&Aは複雑化を増しているため専門家による支援が必要になります。
■ 徹底的な財務デューデリ・法務デューデリでリスク回避開業を検討している医師が継承するパターンでは、譲受する際に、隠れた債務が無いか、財務諸表等を綿密に調査することで明らかにする財務デューデリジェンス(財務DD)が必要となります。また、医療過誤や民法訴訟など法務DDも忘れてはなりません。事業譲渡価格のみに目を奪われ、これらを見逃してしまっては、継承後の経営は立ち行きません。
また最近は、平成28年の医療法人法の改正により、旧法法人と新法法人の二つに分かれ、旧法法人はプレミア価値が付きで高値で取引されています。
弊社では、法人の財務・法務DDを専門的立場から行い、売買する法人を安心感を以て取引いただけるようアドバイスも実施致します。
譲渡されるお客様は、長年に渡り愛着を持って運営してきた医療機関を、次の世代に地域に愛されながら継承されていくことや、高い資産価格を付けてリタイアメント後の豊かな生活資金にされることを望んでいらっしゃいます。
譲受されるお客様は、財務・法務面ともに安心安全な法人を、都道府県許認可等でトラブルなくスムーズに取引されることを望んでいらっしゃいます。また、購入後に安定的な経営や更なる事業発展に向けてリスクを最小限に確実な成長を遂げられることを望んでいらっしゃいます。
当社では、双方がWin-Winの関係となり、末永く発展されるために、豊富な実績な支援メニューに基づきサポートをいたします。